お客様インタビュー vol.04

日本政策金融公庫「女性・若者・シニア起業家支援資金」を活用して運転資金を調達された横浜市緑区の金山 拓矢(かなやま たくや)さま様

こんにちは、行政書士未来タクトの代表、安藤 優介です。
当冊子でご紹介させて頂くのは横浜市緑区で「金山建装(塗装業)」を経営されておられる金山 拓矢さまです。

当冊子では金山さまからご許可を頂いた上で、運転資金が必要になった経緯から日本政策金融公庫(日本公庫)の融資獲得に至るまでの過程をインタビュー形式で詳しくご紹介させて頂きます。

※インタビューは公正を期すため、専門の会社に行っていただきました。

 

金山さまと安藤行政書士

借り入れが必要になったワケ
「当初は今後の事を考えて、困る前に銀行と関係を作っておこうと。」

よろしくお願い致します。まずは金山建装さんの概要をお聞かせ下さい。

金山さま

ペンキ屋です。住宅・マンション・店舗の塗装関係全般ですね。当初は2名で始めましたが現在は僕を含めて5名です。個人事業ですね。
お仕事は建設会社さんや工務店さんなどから回して頂いてます。なので下請けです。
開業届を出したのは去年(平成30年)の7月ですが、実際に仕事を請け始めたのは9月くらいからなので、開業してから実質まだ1年ちょっとです。

なぜ借り入れが必要になったのですか?

金山さま 最初の取っ掛かりは、「今後事業を伸ばしてく為に銀行とお付き合いをしておいた方が良いだろう」と思って「借り入れしてみよう」と考えたんです。
銀行との付き合いが欲しかっただけなので高額な融資は考えてなくて、2~300万くらいを考えてました。「困る前に関係を作っておこう」と思ってただけで、当初は別に急いでたワケでも焦ってたワケでもなかったです。

公庫ではなく最初は銀行だったのですね。

金山さま はい。以前に不動産会社に勤務していた事がありまして、不動産融資で公庫を扱ったこともあったので知ってはいたんですが、公庫はあまり出したがらない感じで銀行の方が積極的でした。
なので「銀行の方が出易いのかな?」というイメージを勝手に持ってたんですけれども、『事業資金融資の場合は反対で、銀行よりも公庫の方が協力的だ』と安藤先生から後々に教えて頂きましたが、そうとは知らずに当初は銀行の線で動いてました。
専門家を探したワケ
「融資を受けるための事業計画書、そういうのは自分では書けない。」

それですぐに銀行に相談へ行かれたのですか?

金山さま

いえ。浅知恵ながらに「融資を受けるには事業計画書を書かなければイケナイ」というのは知ってまして、「そういうのは自分ではまず出来ない」と思ってたんで、それでインターネットで代わりにやってくれるところを探しました。

最初の相談先
「借り入れ希望額が低い僕は相手にして貰えませんでした。」

それで安藤先生を見つけられたと?

金山さま いえ。最初に見つけたのは東京の事務所です。でも相談に行ったら『そんな小さな金額はウチはやらない』と言われてしまいまして。彼らの報酬は融資額の何% と決まっているので、2~300万くらいだと相手にしてないみたいでした。
そこは1000~1500万くらいの金額しか相手にしないということで、報酬も融資額の20%でしたね。
安藤優介行政書士 20%って結構取りますよねぇ。5%を超えてしまうと出資法違反なので問題なんですけどね。コンサル料や顧問料という名目で逃げているんだと思います。
金山さま 安藤先生のところは報酬5%で遥かに良心的、良い先生を見つけました。

次が安藤先生の事務所ですか?

金山さま いえ(笑)安藤先生のところに来る前にもう1つ、別の行政書士事務所にも相談に行きました。
横浜市内の事務所で、相談に行ったら『今後のスケジュールなど進め方を後でメールで送ります』と言われたのに音沙汰なくなってしまったんですよ。
相談の時は色々と質問をされたので、それで『望み薄いな』と思われちゃったのかもしれません。
でも『連絡する』と言っておきながら連絡しないのはダメですよね。
ビルの雰囲気も怪しくて、まぁとにかく印象の悪い事務所でした。
それで改めてネットで調べて安藤先生を見つけて連絡させてもらいました。
安藤の印象
「すぐに時間を作ってくれて、額の大小の事も言われない。印象は非常に良かった。」

どうして安藤先生に相談してみるお気持ちに?

金山さま ホームページでのお姿を見て、雰囲気的に良さそうな感じを受けました。
僕は「考えるよりもまず行動」みたいなところがあるので「とにかく一度会ってみよう」という精神で、問い合わせしたらすぐに時間を作って下さったんですよ。

初めて安藤先生にお会いされたのはいつ? 先生の印象は?

金山さま 最初に相談させて頂いたのは今年(平成31年)の2月くらいですね。やっぱり「僕たちガテン系とは違うインテリ系の方だな」という雰囲気は感じました。
なので「温度感が合うかな?」という心配は少しだけありましたけど、お会いしたらすごく真摯に受け答えしてくださって、金額の大小の事も言われないし、印象は非常に良かったですね。

その場で融資サポートをご依頼されたのでしょうか?

金山さま そのつもりでしたけど、お恥ずかしい話、当時の僕はルームシェアという形で友達のところに住所を置かせてもらってたんですよね。
『それだと住んでる場所が曖昧なので融資は難しい』と安藤先生に教えて頂きまして、特に焦ってるワケでも無かったので融資の件は一旦棚上げにしてしまいました。
融資の申し込みを決断したワケ
「大きな現場を受注して、運転資金が至急で必要になった。」

棚上げになった融資希望がなぜ再びテーブルの上に乗ったのでしょう?

金山さま 今年の8月あたりから大きな現場がポコっと増えちゃって。そこの工事代金が入ってくるのが結構遅くてですね。
仕入れ代金も従業員さんのお給料も工事代金が入る前に僕は支払いをしないとイケナイですからね。
そこがちょっと大変になってきちゃったので至急に運転資金が必要になったんです。
依頼した時の想い
「ノンバンクにも断られた僕の依頼を引き受けてくれて有り難かった。」

それで安藤先生を思い出されたワケですね。

金山さま お願いするなら安藤先生、借りるなら公庫だと思ってましたのでね。
でも実は本当に急いでたので公庫の前に自分でノンバンクに借り入れを申し込んだんですが、どういうワケか全部門前払いで…。

安藤先生、ノンバンクって何ですか?

金山さま 銀行ではない金融機関ですね。個人向けの融資を行う消費者金融ってありますでしょ。
簡単に言うと、それの事業者向け版がノンバンクですね。
銀行よりも審査が早く借り易いと言われています。金利は高いんですけどね。
金山さま 借り易いハズのノンバンクなのに受付すらして貰えなかったんですよ。
「もしかして僕はブラックリストにでも載ってるのかな?」と心配して信用情報を取り寄せてみましたけど、特に傷はありませんでした。
その時は住所の問題も解決してましたし、僕はクレジットカードも作ったことがないですし、消費者金融でお金を借りた事はありましたが、返済を滞らせた事は1度もありませんでしたし、「なんでなんだろうなぁ?」と不思議に思ってたんですよね。
『まだ25歳で経験が浅いからじゃないか?』とか人から言われましたけど、とにかく理由がよく分からなくて。
それで慌てて安藤先生のところに行って「ちょっと急ぎで融資サポートをお願いしたい」と改めて正式にお願いしました。
8月末くらいの話だったと思います。

安藤先生、ノンバンクに門前払いされてしまわれた金山さんのご依頼をよくお引き受けされましたね。

安藤優介行政書士 本当にブラックだったら流石にお引き受けできないですが、信用情報を見る限りではブラックではなかったですからね。
信用情報というのはご本人が請求すれば入手できます。私はそれを金山さまから見せて頂いたんです。
こういった情報機関は3つほどありまして、その中の1つがCIC(シーアイシー)というところです。
ここはネットで取り寄せることができます。
残りの2つも念の為に取って頂いたんです。
銀行系とサラ金系のやつですね。いずれもマズイような事は何も書かれてなかったですので。
金山さま 普通だと「やっぱりこういう依頼は嫌がられたりするんじゃないか?」と心配しましたけど、安藤先生は快く引き受けて下さったのでそれは本当にありがたかったですね。
申込書類作成時の苦労
「先生から聞かれたことに答えていただけなので楽でした。」

審査申込の書類作りは大変でしたか?

金山さま 書類は全て安藤先生が作って下さって、僕は先生から聞かれたことに答えていただけなので楽でしたね。
僕の方でやった事といえば資料集めくらい。住民票とか税金の支払い証明書とかを取りに税務署に行ったりしましたが特に大変ではなかったです。
安藤優介行政書士 去年の売り上げ実績の書類を作成するのはちょっと手間取りましたけどね。
金山さま まだやり始めの頃だったので、知り合いの社長から請けた仕事は工事代金の支払いが銀行ではなく手渡しとかだったりした工事もあって、それだと記録が通帳に残ってないんですよね。
だから通帳だけ見てもウチの売り上げが分からなくて。
その辺ではちょっと安藤先生にはご迷惑をお掛けしてしまいましたね。
融資希望額
「300万円。審査の通り易い範囲内のギリギリのライン。」

面結局いくらで申込されたのですか?

金山さま 300万ですね。僕としては「借りられるだけ目一杯で」と安藤先生にはお願いしました。
具体的にすぐ必要なお金は300よりもずっと少なかったんですけどね。
でもやっぱり「今後のことを考えると現金は多めに持っておきたい」というのがあったので。

300万はどういう根拠で?

安藤優介行政書士 審査の通り易い範囲内ということで決めさせて頂いた金額です。収支一覧をご提示して「これの何ヶ月分を運転資金として融資して頂きたい」ということで申し込みしました。
300を超えてしまうと融資の審査が少し厳しくなってしまうという面もありましたし。
今回は公庫の【女性・若者・シニア起業家支援資金】という制度に申し込みをしました。年齢的にも問題ないですし、起業後おおむね7年以内が申し込み要件なので利用資格があったんです。
自己資金要件は特に書かれてませんが、実態としては借入希望額の3分の1程度の自己資金がないとマズイので、ちょうど金山様の自己資金が100万あったので300万という面もあります。
減額される可能性も考えてギリギリのラインで出した金額が300ということです。
審査に申し込んでみて
「面談の連絡を頂き、門前払いでなく安心しました。」

書類が揃ったら審査申込ですよね?

安藤優介行政書士 そうですね。書類は9月の中頃に私が公庫さんに持って行きました。書類を持って行った時はとりあえず状況をご説明して、書類をお渡しして「目を通しておいて下さい」ということで置いてきました。
1週間くらい経って『面接の日時はいつにしましょうか?』と公庫さんから私にご連絡を頂きました。
金山さま 面談日時の連絡を頂くまではドキドキしてましたね。少なくとも門前払いではなく、「僕はブラックじゃなかったのかな?」という事で安心しました。
公庫との面談
「特に緊張しなかった。安藤先生のアドバイスもあって普通に受け答えできました。」

面談はいつ?

安藤優介行政書士

10月1日に公庫で行いました。通常ですとご担当の方が当事務所に来て下さるのですが、お忙しいようでしたので「何日も待たされるくらいならコチラから出向きましょう」ということで2人で行きました。

面談は何時間くらい? 緊張されました? 手応えは?

金山さま 面談自体は30分ほどだったと思います。特に緊張しませんでした。そういうのが得意というワケでもないんですけどね。
安藤先生からは『聞かれた事に答えればいいだけ』とアドバイス頂いてましたし、聞かれた内容も書類作りの時に安藤先生から聞かれた内容と変わりなかったので普通に受け答えできました。
手応えはよく分かりませんね(笑)
安藤優介行政書士 むしろ面談では私の方が緊張してたかもしれません(笑)
終わった後で、「面談も無事に終わったし、まぁ借りられない事はないでしょう」みたいな話はさせて頂きました。
後はいくらまで出していただけるかという問題だろうなと。
融資が決まった時の喜び
「自分がブラックじゃないと分かり安心しました。」

融資決定の連絡はいつ?

安藤優介行政書士

面談から10日後くらいに公庫さんから私に『満額融資』の連絡が来ました。それですぐに金山さまにもお電話を。

金山さま 結果を待ってる間の方が、面談よりもドキドキしましたね。安藤先生から『OK出た』と連絡頂いた時は、「ヨッシャー!」というよりも安心ですよね。
自分がブラックじゃなかったのが確定しましたし(笑)
ノンバンクで借りられなかったので、僕に何かしらの問題があるということじゃないですか。借りられないとなると今後の事業にも支障がありますし、「僕は借りられる人間」と分かったのが1番の収穫でしたね。
入金されたお金
「手付かずで全部残ってます。手元にお金があると安心。仕事やり易い。」

融資されたお金、もう使われました?

金山さま

入金されてから1ヵ月以上経過してますが、結局手付かずでそのまま残ってます。
すぐに必要な金額の部分は公庫が間に合わなかったので、自分でどうにかやり繰りして凌ぎました。
公庫の入金後に大きな工事の代金も入ってきたので、公庫以外の借金はもうそれで全て返済しましたし、「しばらく手を付けずに済むのかな」と思ってます。
なので結果としては公庫から借りなくても何とかなったんですけど、手元にお金があると安心ですし仕事もやり易いですよね。
ありがたいことに公庫の融資を受けた直後に今まで請けた大きな仕事の更に倍以上の大きな現場を受注できました。
公庫から借りてなかったら、そんな大きな現場は資金繰りの面で無理でしたから、お断りせざるをえなかったですよね。
「なんか流れが良くなってきたな」と思います。

安藤に依頼してみての感想
「ブラックかもしれない僕の依頼を嫌がらずに引き受けて下さって、しかも結果は満額。最高です。」

今回の融資サポート、安藤先生にお願いされて良かったですか?

金山さま

良かったですね。本当に。
僕は「ブラックかもしれない」という雰囲気が出てたのに、嫌がらずに引き受けて下さって。安藤先生の仕事は成功報酬でしょ。
やっぱり人って無駄な仕事はしたくないじゃないですか。
他所なら断られてたと思います。しかも結果としては満額でしょ。
最高の結果になって大満足してます。

安藤の良い点
「恥ずかしいプライベートな話でも馬鹿にしない。すごく話がし易い。」

安藤先生の良い点ってどんなところでしょう?

金山さま

一言で言うのは中々難しいですけれども、僕の状況って人様に大声で言えるような話ではなかったりするでしょ。
当初の住所の事とか、ブラックかもしれない¥とか。
でも安藤先生はその辺のプライベートな事も話がし易かったですよね。
恥ずかしい事ってあまり言いたくないですし、「馬鹿にされるんじゃないか?」って心配でしょ。
でもそんな不安を一切抱かずにお話しさせて頂けました。すごく話し易かったです。

現在の安藤との付き合い
「法人化と建設業許可取得の相談をさせて頂いてます。」

最後に、安藤先生に一言メッセージをお願いします。

金山さま

融資サポートの件は終わりましたが、実は法人化と建設業許可関係のことで今ご相談させて頂いてます。
融資の相談させて頂いてる時に、「先生は建設業許可みたいなこともやって下さるんですか?」とお聞きして、お願いできると分かりましたので。
やっぱり事情を知って下さってる方がお願いし易いですからね。
安藤先生、引き続きよろしくお願いします☆

金山さまとのインタビューは当事務所にて行わせていただきました

金山さん、本日はお忙しい中貴重なお話をありがとうございました。
事業の益々のご発展をお祈りさせて頂きます。

 

今回ご依頼いただいた業務

創業融資(資金調達)支援

  • 行政書士報酬:150,000円(融資実行額300万円の5%、消費税・実費込み)

 

詳しい業務内容

お問い合わせ~ご相談

  • 建設業(特に塗装業)についての情報収集(インターネットで)
  • 資金調達の全体像、融資のポイントのご説明
  • 聞き取り(事業内容・キャリア・現在の売上・今後の計画など)
  • お送り頂いた信用情報機関の信用情報を確認
  • (この時点での)融資可能性の確認、ご説明

受任後

  • 改めて信用情報機関の信用情報の確認
  • 必要となる書類の確認、ご指示~書類の精査
  • 書類作成のための聞き取り
  • セールスポイント・販売ターゲットの確認、検討、アドバイス
  • 預金通帳・請求書などから売上げ・仕入れ・人件費・諸雑費を算出
  • 今後の売上げ・利益計画の検討、アドバイス
  • 日本公庫ご担当者との面談の対策、アドバイス
  • 継続的なご相談、アドバイス

書類作成

  • 企業概要書
  • 職務経歴書
  • 月別収支計画書
  • 計画書明細(売上一覧表・仕入原価一覧表・人件費一覧表・諸雑費一覧表)など

事務手続き代行(日本政策金融公庫)

  • 日本公庫ご担当者へ書類一式の持参、内容説明
  • 日本公庫ご担当者との連絡取り次ぎ、追加書類の送付、面談時の同席

融資決定後

  • 融資金の振込先口座のアドバイス
  • 継続的なご相談、アドバイス など

 

◆インタビュー年月日:令和元年11月18日(月)
◆インタビュー場所 :行政書士未来タクト
 ※本紙記事の内容は、全て取材時点での情報です。

 

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