横浜創業・資金調達サポートセンター　青葉区・都筑区・緑区・港北区での創業融資、資金調達のことなら：お客様インタビュー06

 

資金が必要になった理由

「エステサロンのお店を作りたくて。」

よろしくお願い致します。
まずは事業の概要からお聞かせ下さい。

当店は平たく言えばエステサロンです。でも単にお綺麗になって頂くだけではなくて、体質改善や更年期ケアなんかにも対応するので、ちょっと普通のエステサロンではないんですけどね。私自身はエステ・美容業界一筋30年以上でして、10年ほど前に個人で独立してからは色んなサロンさんの運営を任せて頂いたり、スタッフ指導やコンサルティングを主な業務としていました。

それは凄いですね。それで、なぜ資金調達が必要に?

業績を上げて行くために自分のお店を作りたかったんです。これまでの私の仕事は外に行くばかりで自分の拠点と言える場所が無かったんですよ。なのでその準備としてまず去年の7月に法人化しまして、その後にお店づくりに動き始めました。

専門家のサポートを必要としたワケ

「書類作りは苦手で...」

お店づくりにあたってまず何から始められましたか?

自己資金だけでは心許なかったので、公庫(日本政策金融公庫)さんに創業融資の申込をしようと。法人化した時に貰った「創業の手引き」みたいな冊子に『新規の場合は公庫が借り易い』みたいな事が書いてありましたので。他に社長をしている仲間からも『公庫で借りたら?例えお金があったとしても借りた方がいいよ』と聞かされていたのもあります。それで公庫の創業融資のお手伝いを安藤先生にお願いしたというワケです。

公庫への融資申込をご自身でするというお考えはありませんでしたか?

ありました。私も最初は「自分でやろう」と思って、創業融資の書類の書き方を教えてくれるオンライン講座みたいなのを受講したんですよ。でも私はそういった書類作りはどうしても苦手で、時間も掛かるし馬鹿馬鹿しいなと。あはは。やっぱり自分の時間は得意な事に使って、苦手な部分は人にお願いしちゃった方がいいかなって。それでお任せできる方を探す事にしました。

身近に手伝って頂けそうな方はおられませんでしたか?

会社の顧問の税理士さんはいたのですが、身内なので私としても「言いたい事が言い難いかな?」という遠慮みたいなのがあって、キチンとお仕事として割り切ってお引き受けして下さる人の方がいいなと。それと税理士さんは女性なのですが、私の性格が男っぽいので「やっぱり男性の方がいいだろう」と(笑)

安藤の印象

「優しいソフトな方。私の下手な説明でもちゃんと聞いてくれそう。」

安藤先生の事はどうやって知られたのでしょう?

ネットですね。「私の下手な説明でもちゃんと聞いて下さるような優しい人はいないかな?」とずっとホームページを探してました。それで安藤先生は第一印象で決めまして連絡を入れさせて頂いたという形です。近所に大手とか色々あったんですけどね。最初はホームページのメールフォームからメールを送ったんですけど、私はせっかちなのでその直後にまたメールをお送りして。それでも落ち着かなくて結局すぐに先生にお電話しちゃいました(笑)

お返事を返そうかと思っていたところにお電話を頂きました(笑)

ホームページと実際の安藤先生にギャップはございましたか?

無かったです。お電話での印象はイメージ通りのソフトな感じでしたね。受入体制が整っている感じがして安心感がありました。それでお電話から1週間後くらいに先生のオフィスで初めてお会いしまして「実際にはクソ真面目でお堅い方なのかな?」と思っていましたが、実物は更にソフトな感じで。それでもうその場ですぐにご依頼させて頂いた形です。

融資の見込み

「ご希望通りの満額は難しいかな?」

安藤先生、柏村さんの融資見込みはどのような印象でしたか?

うーん「なかなかちょっと、多分、ご希望通りの満額は難しいかな?」みたいな感じでしたね。個人でされてた時の直近の確定申告の数字があまり芳しく無かったですので。まぁコロナ禍でしたので致し方ない部分があるのですが、公庫さんとしては数字を重要視されますのでね。そういったお話は柏村様にはお伝えしまして『それでも!』という事でしたのでお引き受けさせて頂いた感じです。

私も「そうだろうなぁ。ちょっと実績の数字がイマイチだよなぁ」とは思っていたのですが、門前払いされなくて良かったです。「ほんと至らない私ですけど頑張ります」みたいな形でお願いさせて頂きました。あはは。

書類作りで大変だったこと

「全部丸投げでお願いしちゃったので私は楽ちん(笑)」

申込書類の作成は大変でしたか?

いいえ。先生からは『一緒に頑張って行きましょう!』というお言葉を頂いていましたが、もう全部丸投げでお願いしちゃったので私は楽ちんで(笑)

私としては少しばかり大変でした(笑)必要な資金としてエステ用の機器代金も計上するのですが、私が書面にするにあたって「何に使う機械なのか」を理解するのに時間が掛かってしまいまして。名前も初めて聞くものばかりで、最初は使い方も分からなければ効果も全然分からないので。完全に理解する必要は無いですけど、必要性を説明するのに最低限分かっておかないといけないレベルはありますからねぇ。単純に「設備資金●万円」ではマズいと。受任させて頂いたのは10月の半ばでしたが、公庫さんに書類を送れたのは年が明けて今年の1月後半でしたからね(汗)

年末年始もありましたしね。私の方ですぐに揃えられない書類や資料とかもありましたから。早いに越した事はなかったですけど、それよりは確実な方がいいなと。

公庫との面談

「軽く考えていて失敗してしました(笑)」

公庫さんとの面談は安藤先生も同席されたのでしょうか?

いえ。コロナの関係で今回も私の同席は認めて頂けなかったので、柏村様お一人で行って頂きました。

お一人で面談に臨まれるのにご不安は無かったですか?

いえ。全く不安も緊張も無かったです(笑)でも安藤先生は凄く気にかけて下さって、面談前にご丁寧なメールをいっぱい下さってたんですよ。私はかつてエステの学校で女の子達に教える事もしてまして面談する側を経験していましたので、「まぁ書類に書かれた通りに伝えればいいんでしょ」って軽く考えていたところがあります。でもそれがいけなかった!(笑)

いけなかったと言われますと??

融資して頂けなかったんです(笑)面談をご担当下さったのは女性の職員さんだったのですが、最初から不穏な感じを受けまして「これは融資して頂けないかも」ってインスピレーションで。面談は30分以上かかったと思いますが、個人事業時代の業績を色々と言われてしまいました。それと『外に出てコンサルティングしながらプレイヤーとして自分のお店もやるというのは無理があるのではないですか?』みたいなご指摘も受けました。その場で『融資はダメです』とは言われませんでしたが『9割方ダメ』というようなニュアンスで、「あ、これ絶対無理だ」と思って。実際1週間後くらいに公庫さんから『ちょっと今回はお貸し出来ません』と電話で連絡が来ました。それで安藤先生にすぐにメールでご連絡を。あはは。

まさかの審査落ち

「安藤先生はベストな仕事をされた。ダメだったのは私の方の問題」

安藤先生、審査落ちの報を受けてどのように思われましたか？

全くの想定外でした。減額される事はあっても1円も出ないとは思っていませんでしたので。私としても行けると思って書類を作っていますしね。でもまぁ『過去の数字が全て』と言われると返す言葉もありませんが...(汗)

安藤先生としても着手金以上の報酬がいただけなくなるワケですしね？

まぁそれもありますが、それ以上に柏村様に対して申し訳ない気持ちで(汗)減額はやむを得ないとしても全く出ないのは意外、想定外でした。「これは困った事になったぞ」と。

先生は何か申し訳ないみたいな感じだったんです。でも私が先生の立場ならそうは思わない。先生は通常通りベストなお仕事をして下さってたでしょうし、ダメだったのは私の内容の問題ですからね。なので「そんな先生が謝る必要なんて無いのにな」と。先生を責める気持ちなんてこれっぽっちもありませんでしたよ。あはは。

安藤先生の公庫融資の勝率10割も崩れてしまいましたね

いえいえ。勝率は元々10割ではありませんよ。8~9割といったところです。『●●の許認可が必須』みたいな融資要件を最終的に満たす事が出来なかったお客様とかだと、融資を断られてしまう事がありますのでね。でもまぁ「私の書類がマズくてダメになった事は無い」とは思っていますが...。

公庫がダメならどうする？

「信用金庫の融資に再チャレンジ。」

公庫に再チャレンジは出来ない？

出来ないワケではありませんが、すぐには難しい。出来たとしても半年後でしょうかね。柏村様の場合はその間にちゃんと売上と利益を出して実績を積み上げた上でじゃないと。

それでどうする事にされたのでしょう？

信金(信用金庫)さんの融資に申込する事にしました。先生とは当初から『公庫さんと信金さんの両方から借りられたらいいですよね』みたいな話をしてましたので。しかも私は法人化の時に信金さんで通帳を作ってますし、その時に信金さんから借り入れのお話しも頂いてましたので。

まぁそれは信金さんの営業トークという面が大きいですのでね。信金さんの融資に申込み出来るとは言え「公庫さんの方が色んな面で借り易い」というのが実際の所でして、公庫さんで断られてしまったとなりますと信金さんは尚更なかなか...。一般的に銀行さんの方が審査は厳しいですのでねぇ(汗)

安藤先生はそう思ってたんですね。私はどちらかと言うと「信金の方はイケる」って思ってましたよ。公庫さんの時は「断られるのは有り得るな」と思ってましたけど、信金さんの時は逆にめっちゃ自信がありました。何せ私は信金さんのお客様ですからね。あはは。

　　

信金に申し込むにあたっての対策

「事業計画の見直しを行いました。」

信金さんには公庫さんの時と同じ内容で申込されたのでしょうか？

いえ。書類を少し手直ししました。事業計画をちょっと見直しましてね。『コンサルティングとお店の両立はダメですよ』って公庫さんからのご指摘がありましたので、「このお店だけで頑張って行きます」という計画に変更させて頂きました。ただこの書類の見直しにもちょっとお時間が掛かってしまいました。公庫さんの話がダメになったのが2月の半ばでしたが、柏村様に信金さんへ書類を持って行って頂いたのは4月の半ばくらいでしたからね。

信金さんの空いてる時間に私の都合がなかなか合わなかったのもありますけどね。

信金さんも公庫さんと同様に面談があるのでしょうか？

はい。信金さんと保証協会さんがココ(お店)にお見えになりました。『実際どういうサロンになっているのか』の現場確認みたいな意味もあってでしょうね。あ、その時は既にお店は出来ていて、3月21日にオープンしちゃってたんですよ。公庫さん用の書類作りをしている時に自己資金で物件を借りちゃってお店づくりを始めちゃってました。そう言えば公庫さんから『だったらもう資金は不要なのでは?それはもう創業融資とは言えませんし』みたいな事も言われちゃってましたね。なので実際に必要なのは運転資金?事業拡大資金?お店づくりにお金を使ってしまっていたので手元に現金があまり残ってなくて。これじゃやりたい事が何も出来ない。安藤先生からは『お金を借りられる保証は無いのですよ?』とご忠告を頂いてたんですけど、どうも私はせっかちでお店を早々に作ってしまいました(笑)

おやおや(笑) ところで保証協会というのは何でしょうか?

信金さんが個人事業主や小さな会社に貸付する時は保証協会による保証を付けるのが必須なんです。『万が一、この人が返せなくなったら保証協会が代わって返済するので貸してあげて下さい』という形ですね。なので仮に柏村様が返済出来なくなったら保証協会さんが返済しないといけなくなるので、面談は信金さんではなく保証協会さんが行う感じです。信金さんとしては『保証協会さんが保証して下さるなら柏村様にお貸ししますよ』というスタンスですよね。

信金の審査結果

「満額500万円の融資が下りました。」

実際の面談はいかがでしたか？

時間にして15分くらいでしかなくて、そんなに質問もなかったですよね。公庫さんの時とは最初から雰囲気が全然ちがって和やかでした。しかも「今後は体質改善や更年期ケアに力を入れて行きます」ってお伝えしたら心証がよくなったのか表情が更に明るく変わりましたよね。どちらも男性の方でしたが、更年期というワードに何か感じる部分があったのかな？先に保証協会さんがお帰りになられて残られた信金さんと少しお話ししたんですけど、信金さんは『いけそうですね。いい感じでしたよ。この後はトントン話が進むと思います』って。実際2日後に『融資決定しました』って信金さんからご連絡いただいて、１０日後くらいには融資実行して頂きましたから。あはは。

逆転での融資獲得、凄いですね。

決まってホッとしました。信金さんは最後の砦で、これでダメだったら他にアテは無かったですから。

ところでおいくら借りられたのでしょうか？

500万円です。希望通り、満額を融資して頂けました。今後はこの資金を活用して良い方向に向かって行けると思います！どんどんお店を盛り上げて行って今後は公庫さんの方から『借りて頂けませんか？』とお願いに来るように頑張りますよ。(笑)

安藤の良い点

「半年も付き合って下さって。割に合わないだろうに再度まで優しい。」

今回、安藤先生にお願いされてよかったですか？

はい。書類作りが本当に嫌いだったので、その面は本当にラクをさせていただきました。でも「ちょっと丸投げし過ぎちゃったかな？」と少し反省してます。「今後はちゃんと自分で考えるべきところは自分で考えないとな」って。あはは。それと長いことお付き合いさせてしまって。信金さんの融資が決まったの先月(5月)なんですよ。去年の１０月から関わって頂いて足掛け半年以上。私の訳の分からない話に半年もお付き合いして下さる先生なんて他にいないと思いますよ。 割に合わないだろうに最後までずっと優しく対応して下さって。なので早く先生にお支払いをしたくてしたくて。先日ようやくお支払いが出来て本当に良かったです。

いえいえ。こちらこそ何度も何度も事務所に足を運んで頂いて申し訳なかったです。柏村様はとてもポジティブな方でらしたので私の方が救われました。普通の方だったら公庫さんの融資がダメだった時点でガックリ落ち込まれて私も「どう励ましたものか」と頭を悩ませるところですが、むしろ私の方が柏村様から励まされて「次の信金を頑張ろう」と思えたくらいですから(笑)

　　

私は男っぽい性格ですからね(笑)先生のオフィスに行くのも結構楽しかったですよ。渋谷方面に用事もあって行き易かったですし。あはは。

柏村さんから見て安藤先生の良い点ってどんな所でしょう?

包容力でしょうね。包んでくれる?受け身な感じ?一緒に頑張ってくれる?そもそも私の様な案件だと『アンタじゃ無理だから』って最初の時点で断られても仕方ないと思います。それを快く引き受けて下さって。満額融資も受けられて。本当に感謝してますし、これからもお世話になります(笑)

柏村さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
お店のご成功を心よりお祈りさせて頂きます

 

今回ご依頼いただいた業務

創業融資（資金調達）支援

• 行政書士報酬　２５０，０００円（融資実行額の５%、消費税・実費込み）

 

詳しい業務内容

お問い合わせ～ご相談

• 個人事業主での確定申告・青色申告決算書の確認
• 合同会社設立後の損益の確認
• 資金調達の全体像、創業融資の流れ、ポイントのご説明
• 聞き取り(事業内容、キャリア、売上・利益計画など)
• (この時点での)融資可能性の確認・ご説明

受任後

• 運業務内容についての聞き取り・確認・アドバイス
• 物件取得費・器具備品など必要な設備資金・運転資金などの確認
• 合同会社の損益の確認
• 必要となる書類の確認、ご指示~書類の精査
• 書類作成のための聞き取り
• セールスポイント(強み)・販売ターゲットの確認
• 事業計画書・損益計画の検討、アドバイス
• 日本公庫ご担当者との面談の対策、アドバイス
• 継続的なご相談、アドバイス

書類作成・事務手続き代行(日本政策金融公庫)

• 創業計画書・職務経歴書・損益計画書などの作成
• 日本公庫ご担当者へ書類一式の送付

書類作成(信用金庫保証協会付き融資)

• 資格申告書・資金計画書・職務経歴書・損益計画書(検討し直して再度作成)

融資決定後

• 継続的なご相談、アドバイスなど

 

◆インタビュー年月日：2023年6月13日（火）
◆インタビュー場所　：Holisticlabo縁結(えんゆい)にて
　※本紙記事の内容は、全て取材時点での情報です。