お客様インタビュー

横須賀市の株式会社rakua(ラクア)代表取締役 山口 裕資(やまぐち ひろし)さま

こんにちは、行政書士サポートオフィス横浜の代表、安藤優介です。
今回ご紹介させて頂く山口裕資(やまぐち ひろし)さまは、神奈川県横須賀市在住の経営者さん(43歳)でいらっしゃいます。

山口さまは個人事業として12年続けてこられた外構工事業を「株式会社rakua」として法人化され、その手続きを当事務所にご依頼下さいました。当冊子では山口さまからご許可を頂いた上で、法人設立の過程や設立後の変化などインタビュー形式で詳しくご紹介させて頂きます。

山口さまは現在、建設業許可の取得も視野に入れながら日々のお仕事を頑張っておられます。

※インタビューは公正を期すため、専門の会社に行って頂きました。

 

登記事項証明書を手にされた山口さまと

rakuaさんの業務内容
「一般住宅やアパートの外構工事です。」

まずお伺いします。株式会社rakua さんはどのようなお仕事を?

遠藤さま 業務内容としては外構・エクステリア工事ですね。具体的にはブロック積んだり、お庭作ったり、車庫作ったり、フェンス付けたり、コンクリート基礎打ったり。ハウスメーカーさんの建て売り住宅の現場も多いですし、最近多くなってきてるのがアパートですね。アパートの外構は割と簡単で駐車場と小さな植栽くらいなので大きな工事ではないですが、件数はありますよね。自転車さえ停められたらいいみたいな感じでコンクリート打ちを結構やってますね。

会社を作られたのはいつですか?

遠藤さま 今年(平成28 年)の6 月27 日に登記が完了しました。それまではずっと個人事業としてやってました。12 年間ほど個人でしたね。

rakua さんの手掛けられた作品

法人化しようと思ったワケ
「税金の面と、今後事業を伸ばして行く為にです。」

法人化しようと思われたのは何故ですか?

遠藤さま 仕事の受注の幅を広げるのに限界を感じ始めてたんですよ。売上高も行き過ぎちゃうと個人よりも法人にした方が税金が安くなりますし。個人だと全部持って行かれる。法人だと会社の売上と自分の給料を分けられるので。個人でやってるより法人の方が元請けさんのウケも良くて受注がし易いですしね。元請けさんから法人化の要請があったワケじゃないんですこれまで付き合いのある元請けさんは個人のままであっても仕事は出してくれますが、これから付き合おうとする会社さんだとやはり法人じゃないと信用度が低く感じられてしまう面があるので。なので今後事業を伸ばして行く為に。社員も増えてきたので。現在は自分を含めてスタッフ3名。お手伝いの外部の一人親方が2名。あとバイトの子が1名おります。
安藤先生に依頼された経緯
「妻が別件でお世話になって以来、12 年のお付き合いなんです。」

設立の手続きを自分でしようとは思われませんでしたか?

遠藤さま 全然考えなかったですね。安藤先生とは元々12年くらい前に妻が交通事故の件でお世話になりまして、妻がムチウチになっちゃったんで僕が代わりに先生のところに来て色々相談させて頂いてたんです。当時の僕は個人事業で始めて1年目の時でしたね。それ以来ずっとお付き合いさせて頂いてます。

安藤先生とは古いお付き合いだったのですね。

遠藤さま そうなんです。妻の件はすぐ終わったんですけど、知人が事故に遭ったりすると安藤先生を紹介させて頂いてて、3年に1度は会ってる感じでしたね。僕の妻の話をみんな聞いているので頼まれるんですよね。最初保険屋さんからは200万しか貰えなかったんだけど、安藤先生にお願いしたら最終的に500万くらい貰えたので。ムチウチの後遺障害認定も降りないと言われてたんだけど、それも認定取って下さってね。なので身近な先生だったんです。
1年くらい前に会った時に「そろそろ法人化を考えているので、その時はお願いしますね」って話はしてたんですよね。だからもう自分で手続きする気は全然なくて、お願いすればいいやって。どういう手続きが必要かとかも全然調べなかったです。もう先生に頼めばいいやって。「会社にします、後はヨロシク」って(笑)

設立の期限やご希望日はあったのでしょうか?

遠藤さま いえ。急ぐ話でも無いですし、ノンビリやってもらいました。いつまでに法人化しないとイケナイという事ではなかったので、できる時にやっておいて下さいと。いつかしなきゃイケナイ事だし、そろそろやろうかという感じでしたね。縁起をかついで登記の日を大安にはしてもらいましたけどね。
法人設立、初めの1歩
「定款(ていかん)を作成し、公証人役場で認証してもらいます。」

安藤先生、まずは何から始められるのでしょうか。

安藤優介行政書士 まずは定款を作らないとイケナイので、会社名・事業目的・資本金・営業年度(締日)等をヒアリングさせて頂きながら決めさせて頂きました。
定款というのは総則とか株式総会とか、会社の基本的なルールを記した書類です。定款を私の方で作成しましてね。今回は電子定款にしました。電子定款だとお金が安く済みますので。これを公証人役場で認証してもらうと。
資本金はいくら?
「300 万円です。」

資本金はいくらにされましたか?

遠藤さま 300万円です。いつか法人化する時の為にと貯めておいたお金です。300 万くらいあれば格好つくんじゃないかなと。実際にこのお金で会社を回して行くワケですし、これくらいはないとね。先生からは「500万あれば建設業許可まで取れるから何とか500万に増額できないか?」と言われましたけど、プラス200 万は中々捻出が難しかったので300 万にしてもらいました。今後お金が貯まったら建設業許可もすぐにお願いする予定です。500万の残高証明が必要らしくて、資本金とは別に500万を用意しないとイケナイんですけどね。建設業許可があると行政の公共工事の入札にも参加できるようになるんですよね。大手さんも建設業許可が無いと下請けに入れてくれなかったりもしますからね。
安藤優介行政書士 最近はコンプライアンスがうるさく言われるので「建設業許可を取ってくれ」と言われるケースが多いようですね。

当時の思い出話に花が咲く山口さまと安藤

資本金300 万円の妥当性
「実態として300 万円での設立は多い。世間的なリアクションも悪く無い。」

資本金300 万円は妥当な金額なのでしょうか?

安藤優介行政書士 資本金を1,000万円にしちゃうとすぐに消費税が必要になってしまいますし、1円からでも作れるのですが資本金1円の会社じゃ信用度があまりに乏しいし。それで2人で相談して「300万円だったら用意出来る」という話だったので300万円に決まりました。私も調べてみたんですけど資本金は300万円くらいで始められてる会社さんが実態としても多いようでした。
遠藤さま 新しく付き合う材料屋さんとかも、社名聞いてきたりナンヤカンヤ聞かれますけど、必ず最後に「資本金いくらか教えてくれ」って言いますよね。「300です」って答えると「あ~、分かりました。300ですね!」っていうリアクションなので、多分300万って丁度いい金額なんだと思います。ここで「1万です」とか言うと、きっと考え込み始めちゃうんでしょうね。多い分には問題無いんでしょうけど、100万以下だと多分「お付き合いできない」とか言われちゃうのかなと。材料も買えないんじゃ何の為に法人化したのか分からないですからね。資本金を300 万にした事で色々な事がスムーズに行ってるなと感じてますね。
何をもって法人設立完了か
「法務局での登記が済めば法人設立完了です。」

定款が出来たら次は何をするのでしょう?

安藤優介行政書士 他にも『発起人決起書』とか『本店の場所を決める書類』だとか、『社長が就任するための承諾書』だとか『資本金が振込まれた証明の書類』だとか、『印鑑証明その他諸々』色々必要なので揃えさせて頂きました。
最後に法務局への登記です。でも行政書士は登記の代行はできませんので、必要な書類を私の方で揃えまして、申請書類だけは私の指示の下で山口さまに書いて頂きまして、後は全ての書類を持ってご本人さんに法務局まで持って行って頂いたと。登記が済めば会社の設立は完了です。

申請書類はスンナリ通ったのでしょうか?

遠藤さま 1発で受け取って貰えましたね。実は安藤先生が知り合いの先生のトコロに出向いてくれて、1回見てもらってダメなところをチェックしてもらっていたんです。戻ってきて書き直したモノを僕が持って行っているので絶対に大丈夫な書類、必ず受け取ってもらえる状態で行けたんですよ。

他に山口さんがされた事は何がありましたか?

遠藤さま 法務局に行って書類を提出するのと、通帳の用意と資本金の振込だけは僕がしないといけなかったくらいですね。なのでお金関係と登記の書類を法務局に持って行っただけです。あ、あと判子は自分で用意しましたね。インターネットでさっさと作っちゃいました。
設立にあたって大変だった事
「妻が役員になるのを承諾してくれなくて…」

設立にあたって何か大変だった事はありますか?

遠藤さま 定款を作るにあたって1番困ったのが、妻が役員になってくれなくてね。先生からは「税金とかの関係で奥さんに役員で入ってもらった方がいい」という話だったんですけど「どうしてもヤダ!」って言われてしまって。なので役員は結局わたし1人だけ。

安藤先生、役員は1名でも問題無い?

安藤優介行政書士 役員は1名でも別に問題はありません。
遠藤さま 変に真面目な人なんですよ、ウチの奥さん。「何もしないのに役員になってお金を貰うのは違うんじゃないか?」って言うんです。ホームページとかは喜んで作ってくれるんだけど、そういうのはまた別みたいです。現場にも行ってくれるんですよ。花とかは僕じゃ選べないし植えられないので。僕が花植えてるの気持ち悪いでしょ?(笑)でもやっぱり女性が花を植えていると近所の奥さん達が話し掛けてくれるんですよね。僕が植えてたら絶対に話し掛けてこないですよ(笑)なので仕事は積極的に協力してくれるんですが「そういう役員みたいなモノにはなりたくない!」って…。

登記事項証明書

法人化したもう1つの理由
「売上が上がり、社員も増え、妻の経理負担が重くなっていました。」

では奥様は法人化には反対?

遠藤さま いえ、それは大賛成なんです。「経理とかもうやりたくない!」って言ってましたし。「消費税の計算が1番面倒臭い!」って言ってましたね。法人にする前は妻に経理やってもらってて、今は税理士さんにお願いするようになりました。だから「早く法人化してくれ!」って妻からは急かされてたんですよね。最初のうちはそうでもなかったんですけど、年数が経つにつれて「12 月が来るのが怖い!」って。売上が上がると比例して経理も増えるんで。社員も入ると社員の給料やなんだとかもあるでしょ。年末調整もしないとイケナイし、それが大変だったみたいですね。まぁ個人でも税理士さんには頼めたんですけどね。
安藤優介行政書士 奥様は「すぐに!急いで!」って言われてましたもんね(苦笑)まぁこの売上規模だと法人化して良かったですよね。個人としては若干無理がある状態でしたから。税務署のチェックも厳しくなりますし。設立すべきかどうかの判断も悩ましい感じではあったんですけどね。知り合いの税理士の先生に聞いてみたら「売上はあるけど法人化はもう少し待っても良いんじゃないか?」という事を言われる方もいましたので。
安藤先生にお願いして良かった点
「本当に法人化すべきかどうか? ここから始めてくれた。」

設立に要した日数はいかほどでしたか?

安藤優介行政書士 設立は急げば2週間もあればできるんですが、本当に設立すべきかどうかを税理士の先生に相談したりで時間を使ったので、その辺りでちょっと長く掛かりましたね。3ヶ月くらいかな。建設業許可の関係もあったので、その辺りも知り合いの先生に聞いてみたりしていたので。本当に作ろうとなってからは1ヶ月くらいでしたけどね。設立の方向で動きましょうとなったのが5月で、登記完了が6月。相談自体はもっと前からありましたけどね。
遠藤さま いえ、それは大賛成なんです。「経こういうのが先生のいいところですよね。僕が作ってくれって言ってるんだから「はいよ」って引き受けちゃえば自分の仕事になるのに、本当に設立すべきかどうかをまず調べるとこから始めて下さるんでね。

設立しない方がいいと言われたら延期されましたか?

遠藤さま 延期しましたね。どうしてもという話ではなかったですからね。僕は現場の人間なので現場の事はよく分かりますけど、世の中の仕組はよく分からないじゃないですか。だから専門の先生の言う事をちゃんと聞きますよ。まぁ色々と話をさせてもらった結果、最終的に作ろうという事になりました。他所の先生だったら「はい、分かりました!」「作りたいとおっしゃるなら作りましょう!」ってサッサと引き受けちゃうと思うんですよね。お金貰えればいいやって。先生はそういうところが無い。「本当に法人化すべきかまず調べますよ」って言ってくれたんで。こういうのって先生の良いとこなんですよ。商売は下手だと思いますけどね(笑)
法人化を実感する出来事
「安藤先生が僕の事を「社長」と呼ぶようになった事ですね(笑)」

法人化を実感するのはどんな時ですか?

遠藤さま 法人化したら「株式会社rakua 様」ってすぐDMが届くようになりました。法人名で郵便物が届くと何だか実感湧きますよね。

周りの方からの呼び名は「社長」に変わったのでしょうか?

遠藤さま 社員はみんな「山口さん」のままですね。でも僕が取引先さんから「社長」と呼ばれているのを横でみんなクスクス笑ってます。「おい、社長だってよ!」って(笑)付き合い長い人は僕が「社長」と呼ばれてる事に笑ってますね。まぁ僕も社長っぽくないんでね。現場で「社長はドコにいるの?」って言われますからね。「ここにいますよ~」って。安藤先生は登記された27 日を過ぎてから急に私の事を「社長」と呼ぶようになりましたね。今まで「山口さん」だったのに手のひら返したようにね(笑)
安藤優介行政書士 そんなすぐに変えてないですよ! 徐々にでしょ!(汗)

山口社長

法人化して良かった事
「株式会社だと分かると信頼して貰える。気持ちも引き締まる。」

最後になりますが、株式会社になって良い変化はございましたか?

遠藤さま 法人化してから何社かとお会いさせて頂きましたけど、職人として紹介されるのでお相手の方は私を個人事業主だと思われるんです。でも名刺をお渡しすると「会社になってらっしゃるんですね」って、話がスムーズに行くようになりましたね。ちゃんとしたところだなと思って頂けるんでしょうね。個人だと付き合えないような商社ともすぐに付き合えるようになりました。材料とかを色んな所に卸してる会社さんですね。株式で商社と取引が出来てるって言うと相手の方はスっと何事もなく仕事を出して下さるんですよね。個人と法人じゃ信用が全然違うんだなって思いましたね。だからホント法人化して良かったですよ。「ウチこんな会社です」ってイチイチ説明しなくても法人だっていうだけで信頼してくれますもん。なのでココに建設業許可が加われば鬼に金棒ですよね。あとは…

あとは?

遠藤さま 何となくですけど個人の時と比べてお客さんとこ行くにも自分の気持ちが違う感じがしますね。「これまで以上にシッカリ仕事をやらないとイケナイな」みたいな自覚が強くなりますよね。資本金も出してお金掛けて作ったので、そういう気持ちになるんでしょうね。どんなに安くたって手続きには15万は掛かるわけですから。

山口さん、本日はお忙しいところありがとうございました。

 

今回ご依頼頂いた業務

■会社設立(株式会社設立代行)

  • 手数料(当事務所報酬) 100,000円 + 消費税(電子定款作成手数料を含む)
  • 実 費
    • 登録免許税(法務局) 150,000円
    • 印鑑証明書・登記事項証明書取得費用 2,250円
    • 雑費(郵便代その他) 4,160円

 

詳しい業務内容

■ 会社設立のご相談

  • 設立準備用紙にてご希望の聞き取り(会社名・事業目的・本店予定地・資本金・出資者・役員など)
  • 法人成りの検討(税理士の先生に相談)

■ 定款認証

  • 類似商号の確認
  • 事業目的、資本金、事業年度などの検討
  • 電子定款作成手配
  • 公証役場にて定款の取得

■ 株式会社設立にむけての書類作成、確認、アドバイス

  • 発起人決定書
  • 就任承諾書
  • (資本金の)払込証明書
  • 印鑑届出書 など

■ 株式会社設立後

  • 印鑑カード取得代行
  • 印鑑証明書、登記事項証明書取得代行
  • 金融機関へ関係書類送付
  • 税理士事務所へ関係書類送付(引き継ぎ)

■ その他

  • 建設業許可申請のご相談、要件の確認
  • 法人設立に関する確認書作成(保険会社宛,法人成りに関する書類)
  • 法務関係、その他のご相談、アドバイス、書類作成

 

◆インタビュー年月日:平成28年9月12日(月)
◆インタビュー場所 :行政書士サポートオフィス横浜
 ※本紙記事の内容は、全て取材時点での情報です。

 

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