事業再生計画
事業再生計画とは?
事業再生計画とは、どのように事業を再生するかというプランをまとめた事業計画書です。財政面を中心に自社の問題点を整理し、改善するための計画を具体的に示した内容になります。
なぜ事業再生計画が必要なのか?
例えば事業が厳しい時には、金融機関に対しての返済の猶予の承諾や融資による資金の確保をが必要になります。
しかし、先の見通しが不透明では、このような支援を取り付けるのは難しいでしょう。
そのため事業再生計画を作成し、これに基づいて判断してもらうことになるのです。
事業再生計画の作り方
事業再生計画を作成する際には中小企業庁のホームページに公開されているサンプルが参考になります。
事業再生計画には主に次ののものが必要になります。
- 経営改善のための努力目標(基本方針、項目別)
- 収支計画
- 年度別個表(収支の部、財政の部)
- 長期資金収支予想表
- 資金繰り表(実績、予定)
- その他
経営改善サポート保証とは?
中小企業の事業再生にとって重要な制度に「経営改善サポート保証(事業再生計画実施関連保証)」があります。
中小企業再生支援協議会などの支援を受けながら事業再生計画を作成し、この事業再生計画をもとに、必要な資金を信用保証協会の保証つき融資によってサポートされるものです。
この制度を利用した場合、事業再生計画の状況を四半期ごとに金融機関へ報告する必要があります。