お客様インタビュー vol.06

日本政策金融公庫で副業の運転資金を調達された横浜市港北区の吉原 一郎さま

こんにちは、行政書士未来タクトの代表、安藤 優介です。
今回ご紹介させて頂くのは横浜市港北区でインターネット通販を副業で始められた吉原 一郎さまです。

吉原さまからご許可を頂いた上で、資金が必要となった経緯から日本政策金融公庫(公庫)からの融資獲得に至るまでの過程をインタビュー形式で詳しくご紹介させて頂きます。

※インタビューは公正を期すため、専門の会社に行っていただきました。

 

吉原さまと安藤行政書士

資金が必要になったワケ
「順調にスタートできた副業を更に伸ばしたいと思って。」

吉原さん、本日はよろしくお願いいたします。
まずは借り入れが必要になった経緯からお聞かせください。

吉原さま

安藤先生には公庫への運転資金の融資申込のお手伝いをお願いしたのですが、実は副業の資金なんです。今年の1月から準備を始めて、2月から本格的に始めました。商品を仕入れて売るだけの単純なネット通販なんですけど、3ヶ月くらいやってみて思ってたよりも上手く行ったんですね。なので普通に考えて「仕入れに使えるお金がもっとあれば、もっと沢山の商品を売ることが出来るよな」と。自己資金だけでスタートしたので仕入れに使えるお金がそんなに多くなかったんです。なので「商売が苦しくて回らなくなってきた」というワケではなくて、成長の為の資金、事業を伸ばすための資金が欲しかったんです。

専門家の助けを必要としたワケ
「自分1人で事業計画書を書くのは中々厳しいのかなと。」

資金調達にあたって何から始められましたか?

吉原さま まずはインターネットで色々と銀行とか調べてみました。調べ始めたら割とすぐに日本政策金融公庫に行きつきまして「借りるなら公庫だな」と。

なぜ公庫が良いと?

吉原さま 銀行から借りるのは審査とか厳しいのかなと。始めたばかりですし、しかも副業で経験も全然無いですしね。やっぱり銀行で借りるのは敷居が高い感じがしました。僕の勝手なイメージなんですけどね。公庫の方がなんか優しくしてくれそうなイメージ? ネットで色々と情報収集しててそんな印象を持ちました。

自力で申込されようとは思わなかったですか?

吉原さま いや~、事業計画書とかを書くのは自分1人ではなかなか厳しいのかなと。それでお手伝い頂ける方をまたネットで探したんですね。そしたら安藤先生のホームページに行きついたというワケです。
安藤の印象
「言葉遣いも丁寧で優しかった。ホームページの写真の印象通り。」

安藤先生にはすぐに連絡されたのでしょうか?

吉原さま すぐにご連絡させて頂きました。ウチは港北区なので距離的にも近いですし、ホームページに載ってた安藤先生のお写真を見て「何か感じの良さそうな人だな」と思いましたんで。実は安藤先生の事務所以外にも候補がもう1カ所ありましたが、実際にご連絡させて頂いたのは安藤先生だけです。安藤先生の見た目が優しそうだったので、それに惹かれましたね(笑)ご連絡させて頂いたのは5月の上旬で、メールで無料相談の申込をさせて頂きました。実際に事務所にお伺いさせて頂いたのはその1週間後くらいだったと思います。

実物の安藤先生の印象はいかがでしたか?

吉原さま 言葉遣いも丁寧でしたし、優しかったですよね。ホームページで見た写真の印象通りでしたよ。
インタビューは当事務所にて行わせて頂きました。
受任にあたってネックになったこと①
「勤めてる本業の会社の方が副業を認めているのかどうか。」

安藤先生、すんなり受任となったのでしょうか?

安藤行政書士 いえ。今回は副業の資金でしたので少々慎重になりました。吉原様がお勤めの会社の方が副業を認めているのかどうか、非常に重要ですので最初に確認させて頂きました。禁止されている副業が会社にバレたら副業をやめないといけません。するとお金を借りても返せなくなってしまいますでしょ。公庫さんは絶対にそこを気にされるハズなので、まずは会社が副業を認めているかどうかの確認ですね。副業が悪いワケでは全然ないんですけれども、「本業の場合と同じようにお金をポンと借りられる」というイメージはなかなか持ち難いです。

会社から一筆書いて貰う という事でしょうか?

吉原さま いえ、そこまではしてません。でも会社からは「副業OK」の確認を貰ってから始めてます。担当部署に聞いたらガイドブックを渡されまして、そこには『アルバイトを禁止する決まりはありません』と、回りくどい書き方で書かれてました(笑)上司にも事前に報告した上で始めてますので、そこは問題無い旨をお伝えさせて頂きました。
受任にあたってネックになったこと②
「ネット物販は融資獲得が難しい。」

会社から副業OKの確認が取れれば後は問題ない?

安藤行政書士 ネットの小売業というのもネックになりました。「ネット物販は参入がし易いから競争が激しくて上手く行くとは限らない。同業が多くて行き詰まってしまうケースが多い。だから公庫としても貸し難い」。というのが我々の業界の中で一般的に言われている事なんですね。

借り入れ希望額はおいくらだったのでしょう?

安藤行政書士 ご相談時のご希望額は300万円だったんですよ。これもまたネックになりまして。創業間もないという点や、ご経験の面、ネット物販という点、自己資金も50万ということで、「300万円は厳しいかな」と思いました。
受任にあたってネックになったこと③
「希望額300万で自己資金50万は少ない。」

自己資金50万は少ない?

安藤行政書士 「必要額の3分の1は自己資金で持ってた方が融資が受け易い」という目安があるので、50万の自己資金であれば一般的に借りられるのは100万なんですよね。あくまで目安なので絶対的なモノではないですけど。なので「300万は難しい」と最初の相談の時にその場でお伝えさせて頂きました。副業ということもありますので、様々なことを考慮して「100万が妥当ではないか」とお話をさせて頂きました。最初は少なく借りて、その後に事業が順調に大きくなればまた追加の融資をお願いする方法も取れますのでね。なのでせっかくご相談を頂きましたが、最初の時点で少し話の腰を折ってしまった面はあります。
吉原さま 300万というのはハッキリした根拠があって言ってたワケでもなくて、感覚的に「300万くらいであれば使いこなせるかな」と。資金はあればあっただけ仕入れて売る自信はありましたので。300借りられるとは僕も思っていませんでしたが「最初は多めに言っておこうか?」という感じですよ(笑)まぁ本業があるので、無制限にできるワケでもないですしね。

希望額100万であれば行ける?

安藤行政書士 可能性はあると思いました。でも私はお客様に「絶対に大丈夫」みたいな事は言わないですけどね。現実的なお話をさせて頂いてご理解も頂けましたし、ご希望額を下げられる事にもご同意くださいましたので、お引き受けさせて頂きました。副業とは言え事業開始してから3ヶ月間で売り上げを伸ばし続けられてましたしね。でも『どうしても300万!』と言われてしまったら、お断りせざるを得なかったでしょうね。300万に見合う自己資金までは無かったので。
当時の資料を見返す安藤行政書士と吉原さま
事務所の報酬は融資額の5%
「当事務所は報酬の大小によってご依頼をお断りする事はありません。」

安藤先生の報酬は融資額の5%ですよね。
融資100万だと先生の報酬は5万ですが、割に合うのでしょうか?

吉原さま そこは僕も気になって、先生に確認しましたね。
安藤行政書士 融資サポートの報酬は5%までと法律で決まっているんですよ。まぁ他所なんかだと「コンサル料」みたいな名目で5%以上の報酬を受け取っている事務所さんもあるようですけどね。でも私は欲張らずに法令遵守でやらせて頂いてます。今回はたまたま融資希望額が100万円だっただけで、融資希望額によって引き受けたりお断りしたりはしない方針でやってます。ただ吉原様には「融資が上手く行ったらインタビューさせて下さいね」とはお願いさせて頂きました(笑)これの事ですね。
書類は誰が作る?
「最終的には創業計画書というカタチで安藤先生がまとめてくださいました。」

審査申込の書類は誰が作るのでしょう?

吉原さま 事業計画書なんかは一応自分で作りましたね。そこから更に打ち合わせして最終的には「創業計画書」というカタチで安藤先生がまとめてくださいました。申込書は一緒に書きましたね。出来上がった書類一式は安藤先生が公庫さんの方に送ってくださいました。
安藤行政書士 書類作りをしていく中で、「これならもう少し多く借りられるかもしれないな」と思いまして希望額は最終的に150万で出させて頂きました。
吉原さま その数日後に公庫さんの方から僕に電話が来まして『面談日はいつがいいですか?』と。アチラさんとしてはすぐにでも面談してくださる感じでしたね。『明後日空いてますけど?』とか言われました(笑)それはさすがに急過ぎて僕の心の準備が間に合わないと(笑)本業もありますしね。なので面談日は僕の本業の定休日である1週間後の火曜日にさせて頂きました。
不測の事態が発生
「コロナ禍で、(安藤が)面談に同席できなくなりました。」

面談には安藤先生も同席されるのですよね?

安藤行政書士 本来であれば私も同行して同席するのですが、『このコロナ禍なので、ご本人様のみでお願いします』みたいな電話が公庫さんの方から私に直接ありまして…。ハッキリとそう言われたワケではないのですが、遠回しにそんなニュアンスでしてね。なので今回は私が同席することができませんでした(汗)
吉原さま 安藤先生が同席できないと分かった時は、「え? 大丈夫かな?」と少し不安にはなりましたよね。安藤先生のホームページには『面談同行』と書かれてましたが、まぁこのご時世ですから仕方がないですよね。自分のことですしね。
安藤行政書士 なので吉原様とは面談日の前日に当事務所で面談対策のお打ち合わせをする事にさせて頂きました。「こういう事を聞かれますから、準備しておいて下さいね」みたいな予行演習ですよね。
吉原さま ところが先生の事務所で面談対策する前日に、僕が2回目のコロナワクチンを接種したら熱が出て行けなくなってしまったんですよ(笑)なので最後は電話での打ち合わせしかできなかったんですが、当日は覚悟を決めて1人で面談に向かいました。
吉原さま、面談に同席できず申し訳ございませんでした。
公庫の面談担当者さんってどんな人?
「感じの良い女性。意地悪な事とか全く言われなかった。」

面談の担当者さんはどんな人でした?

吉原さま 感じの良い女性でしたね。普通のお姉さんといった感じで、意地悪なことだったり揚げ足取りみたいなことは全く言ってこられなかったですよ。電話の時からそんな感じでしたが、厳しい事とか全く言われなかったです。「実際に会ったら違うのかな?」と少し警戒してましたが、電話のイメージの通りでした。でも聞くべき事はちゃんと聞いてこられましたけどね。
安藤行政書士 吉原様の場合はキチンと売上が上がっていましたのでね。その辺が考慮して貰えたのかなと思いますよね。業績が悪い状態で借りようとすると、その辺の事は突っ込まれるでしょうからね。お1人で面談に行って頂くのは申し訳なかったのですが、吉原様の場合はその辺はキチンとされてましたので、そこまで不安は無かったですよね。
その場で融資OKの返事が貰える?
「貸すつもりがあっても面談時に結果が出る事はありません。」

面談ではどんな事を聞かれました?

吉原さま 創業計画書に書いてあることを上から順に質問された感じですね。特に言葉に詰まることもなくスラスラ答えられました。後半は返済期間のことをすごく言われましたね。『3年て書いてありますけど、なんで3年なんですか? 3年で約束したのに途中からやっぱ5年にして欲しいというのはマズイので、だったら最初から5年の方がいいんじゃないですか?』って。『余裕があれば繰り上げ返済もできますし』というお話でした。せっかくご提案頂いたので、「じゃぁ5年にします」とお答えしました。

その場で融資OKを頂けたという事でしょうか?

安藤行政書士 面談ではその場でハッキリ『融資OK』とは言われないんですけどね。でもこういう話は貸してくださるのが前提でのお話ですよね。大丈夫そうな時って面談の途中から返済期間や利率みたいな具体的な話になってくるんですよ。
審査の結果
「満額回答。ものすごく嬉しかった。家族でささやかなお祝いをしました。」

審査の結果はいつ出たのでしょう?

吉原さま 面談の1週間後くらいでしたね。面談して下さった担当の女性から私の方にお電話を頂きました。150万の満額OKでした。ものすごく嬉しかったですね。ご担当の方にめっちゃお礼を言いましたね。「本当に有難うございました!」って。嫁さんもスパークリングワインを買ってきてくれて、家族でささやかなお祝いをしました(笑)

審査結果を待ってる間はどんなお気持ちでした?

吉原さま 「まぁ大丈夫だろう」とは思ってたんですけどね。「面談してくれた担当の人はOKなんだろうけど、その上の人の判断次第なのかな」と思ってました。なのでそこの部分だけが少し心配でしたよね。僕の勝手な想像なんですけどね。
融資OKになってその後
「公庫に借用書を提出するのですが、その書類も安藤先生が手伝ってくれました。」

後は入金を待つばかり?

吉原さま いえ。僕の自宅に公庫さんから大きな封筒で融資申込書?借用書?みたいなのが送られてくるんですよ。なのでこの書類を持って安藤先生の事務所に来て、一緒に書類を書いて出しました。印紙を貼ったりとか、ちょっとややこしい書類だったので。入金はその1週間後くらいだったと思います。通帳に「日本政策金融公庫」と書いてあって150万がバーン!って振り込まれてました。
最後に一言
「安藤先生にお願いして良かった。僕だけだったらこんな書類は絶対に書けなかった。」

融資が獲得できた勝因は何だったでしょう?

安藤行政書士 吉原様の場合は「お仕事を始められてから3ヶ月でシッカリと結果を出されてた」というのが大きかったですよね。初月から黒字でしたし。2ヶ月目だけちょっとアレでしたけど、なんだかんだでトータルで黒字でしたから。数字をちゃんと出されてるという部分は大きかったんだろうなと。ご経験の部分が弱かったので、「コンサルタントの先生に入って頂いている」という事は書類には書きましたよね。「経験が無い分はそういう部分で補ってますよ」というアピールですね。とにかく出来るだけ有利になるように、創業計画書には情報をビッシリと盛り込んでお作りさせて頂くのが私のやり方ですよね。
吉原さま こんな書類、僕だけだったら絶対に書けなかったですよね。今回は安藤先生に手伝って貰ったからこそ融資が受けられたと思ってます。

最後になりますが、安藤先生にお願いされて良かったですか?

吉原さま 良かったですね。お陰で融資獲得できて事業を伸ばせる体制になりました。打ち合わせも何回もさせて頂けましたし、事務所には4回ぐらい来させて頂いたんじゃないかな。それ以外にもお電話でも結構お打ち合わせさせて頂きましたし、終わってからも借用書を書くの手伝ってくださったりしましたしね。普通に考えてものすごく親切にして頂きましたし、本当に良くして頂いたなと思いますよね。ワクチン注射で僕が発熱しちゃったり、面談が1人だけになってしまったり、少々バタバタする事もありましたけどね(笑)追加融資が必要になった時はまた安藤先生にお願いしたいと思いますね。

吉原さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。
ご商売の益々のご発展をお祈りさせて頂きます。

インタビューを終え、最後に記念撮影をさせて頂きました。
吉原さま、貴重なお話をありがとうございました。

 

今回ご依頼いただいた業務

創業融資(資金調達)支援

  • 行政書士報酬 75,000円(融資実行額の5%、消費税・実費込み)

 

詳しい業務内容

お問い合わせ~ご相談

  • 副業についての情報収集(インターネット)
  • 借り入れにあたって必要となる資金や融資の確認
  • 資金調達の全体像、創業融資の流れやポイントのご説明
  • 聞き取り(事業内容、キャリア、売上状況、利益状況など)
  • (この時点での)融資可能性の確認、ご説明

受任後

  • 必要となる書類の確認、ご指示~書類の精査
  • 書類作成のための聞き取り
  • 下書き書類のお渡し、アドバイス
  • セールスポイント(強み)、販売ターゲットの確認
  • 事業計画書、損益計画、自己資金の検討とアドバイス
  • 神奈川県生活衛生営業指導センターへの連絡、確認
  • 継続的なご相談、アドバイス

書類作成

  • 創業計画書
    ①創業の動機
    ②経営者の略歴等
    ③取扱商品、サービス
    ④取引先、取引関係等 
    ⑤従業員 
    ⑥お借入の状況
    ⑦必要な資金と調達方法(資金計画)
    ⑧事業の見通し(損益計画)          

事務手続き代行(日本政策金融公庫)

  • 日本公庫横浜西口支店さまへ書類一式の送付、連絡代行
  • 日本公庫ご担当者との面談対策、アドバイス

融資決定後

  • 融資金の振込先口座のアドバイス
  • 当事務所にて契約書類を一緒に記入、確認
  • 継続的なご相談、アドバイス など

 

◆インタビュー年月日:令和3年9月2日(木)
◆インタビュー場所 :行政書士未来タクト
 ※本紙記事の内容は、全て取材時点での情報です。

 

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